地域や家庭の環境によって学習や進学の意欲が高まっていない状態でオンラインのサービスだけ増えても、子供が学習を継続するのは難しい
1 七波羅探題 ★ :2021/11/24(水) 08:04:32.64
格差社会の到来が唱えられて久しいが、いま多くの日本人は、「生まれたときの条件や環境で、その人の人生は決まるのではないか」との身もふたもない疑念を抱いており、こうした不安感をソーシャルゲームのくじ引きに例えた“親ガチャ”という言葉がネットを中心に流行語となっている。
特にどこでどんな暮らしをする親の元に生まれるかによって、子供の人生が大きく変わるのは事実だろう。実際に学歴や収入、人間関係や恋愛に、生まれた場所はどこまでかかわってくるのだろうか。
■都市部の子供ほど学歴が高い
特に地域間で格差が広がりやすいのが「教育」だ。
早稲田大学准教授の松岡亮二さんは、生まれ育った家庭と地域によって、子供の学力には一定の格差があると指摘する。
「親の学歴や収入、職業などを統合した指標を『出身家庭の社会経済的地位(SES)』と呼びます。SESが高い家庭の親は教育熱心で、子供の学力や学歴も高くなる傾向があります。SESが高い両親大卒家庭は東京など三大都市圏に多く居住しています。
一方、両親非大卒の家庭の割合が高い地方では都市部より地域の“教育熱”が低く、私立校や塾、習い事などの選択肢も少ない。そうした地域ではロールモデルになる大卒の大人や大学進学を目指す友人が少なく、学習・進学意欲が高まりづらいと考えられます。地方出身であると都市部の子供より学力や学歴達成という観点では不利な実態があります」
昨今は有名予備校がオンライン授業を取り入れるなど、インターネットの発達によって日本のどこでも同様の教育が受けられる土壌が整いつつある。しかしいくらオンライン化が進んだとしても、それを使いこなして勉強するための原動力となる「意欲」を持てない状況では効果は期待できない。
「地域や家庭の環境によって学習や進学の意欲が高まっていない状態でオンラインのサービスだけ増えても、子供が学習を継続するのは難しいと考えられます。むしろ『機会があるのに勉強しないのは個人の問題』と不毛な自己責任論を強化することになりかねない。どの教育段階でも個人が可能性を最大限に追求できる条件を整備すること、また、いつでも学び直しが可能な生涯教育を拡充することが大切ではないでしょうか」
■ネットワーク格差、恋愛格差も
作家の橘玲さんは、都会と田舎の「ネットワーク格差」を指摘する。
「確かに、インターネットの発達によって日本のどこにいても連絡を取り合うことは容易にできるようになりましたが、知り合いを増やしたり人を紹介してもらったりといった人的なネットワークは、直接会うことでしか広がらない。しかし地方に住むとそもそも出会いの機会が少なく、ネットワークが広がりづらいのです」
橘さんが懸念するのはこうした“ネットワーク格差”が子供の人格形成に大きな影響を与えることだ。
「田舎に行くほど同質性が高くなり、同じような趣味嗜好や生活様式を持つことを強制されやすい。地域によっては、男子はヤンキーに、女子はギャルにならなければ生きていけないという話も聞きます。
一方、都会は友達関係ひとつ取っても多様な選択肢があり、さまざまな属性を持つ人とつきあいながら自分のキャラクターに合った進学先や就職先を選ぶこともできる。“弱いつながり”を介して仕事を得るチャンスもあり、経済的にも成功しやすい傾向にあります」
ベストセラーを連発する橘さん自身も、キャリアをスタートさせたきっかけは、浜松(静岡)から上京して都内の大学を卒業後、飲み会で偶然知り合った出版社の人から「うちで編集者を探しているよ」と言われたことだった。人の数だけチャンスが多いのは事実だろう。
若者にとってはネットワーク格差と同等か、それ以上にシリアスな問題となるのが「恋愛格差」だ。
「地方は進学先の選択肢が限られているため、保育園から高校までほぼ顔見知りの同じメンバーで過ごすことも珍しくなく、自分に合った相手と巡り合う機会が少ない。これは思春期の若者にとって深刻な問題で、新しい出会いを求めて都会に出て行くしかなくなる。地方の若者人口が減少するのは、この恋愛格差の問題が最も大きいと思います」(橘さん)
実際に人口動態統計月報年計(2016年)によると、婚姻率は東京、神奈川、大阪の順に多く、鳥取、島根、高知がワースト3となっている。いくらインターネットが発達しても、友情や恋愛においては生身の関係が重要であるのは不変の事実だろう。※女性セブン2021年12月2日号
(一部略)
マネーポスト11月24日 7:00
https://www.moneypost.jp/853834
>>1
>「田舎に行くほど同質性が高くなり、同じような趣味嗜好や生活様式を持つことを強制されやすい。地域によっては、男子はヤンキーに、女子はギャルにならなければ生きていけないという話も聞きます。
これだよ。
時代遅れの親の考えと周りに引っ張られて伸び代が少ない。
だって優秀層が東京本部に転勤なるしな
今は都市部なら、大卒当たり前だし
両親がそもそも大卒が非常に多い
大学行かないという選択肢、考えがない
だから田舎の高卒で良いという考え自体が理解できない
地方でも街住みが高学歴多い
座学とか動画作っちゃえばあとは質疑応答対応でいいのにね
コロナ禍でチャンスだったのになぁ
オンライン化で塾費用は節約出来る
子どもにとっては大自然でのびのび遊ぶ
そして美味しい水ときれいな空気
それが全てだよ
コンクリートの中に住んでては
学歴あってもかわいそう
Fランを学歴に入れるなと、あれ程……
そりゃあ良い教師が来ないもん
田舎は左遷場所だし
田舎は家業を継ぐパターンが結構多いから
大学行かなくてもいいやってなってるんかな
でも都市部の新説大学では
頭の悪い学生相手に小学校の算数を講義してるケースがあるんだよね
教育格差はあっても能力格差はないんじゃないのかな
小学生からしっかり塾に行き、進学校に入る
中高一貫の私立でもよいし、そして平均以上の大学に入り
銀行に就職する、そして支店長にまで上り詰める人生が
勝ち組人生、世間の評価も非常に高い、高給になれる
そのために子供の時から塾に行くのが都市部の生徒
学歴の高さと頭の良さは別物だけどな
地頭の良い人間とは学力・学歴を持った人間を利用しカネに代えられる人間のことですw
息子が高3なんだけど塾代年間160万も掛かって驚いたわ
都会だと小学生ぐらいからこれぐらい金掛けるんだよな?
>>40
そのくらいかけても平気な経済力がない遺伝子だと、受験産業のカモにされるだけだけどな。
>>40
中受受験のサピックスだと3年間で300万
日能研や四谷大塚だとそこまではかからないけど、かなりの割合で個別や家庭教師を併用してる
みんな口外しないから分からないが、身近で聞くと、大手塾トップクラスや中小で面倒見が良い塾以外だと大抵併用
3年間で400万くらい掛かってそう
>>77
そこまで投資して田舎の自習勢に負けてるわけだから悲しくなるな
>>80
そこまで投資してるのは、カモにされてる奴らだけだよ。
>>80
自分も地方公立育ちだから大学は同じなんだしアホかと思うよ
でも中受組からすると、中高6年間良い環境で過ごさせたいんですと
親がどれだけ環境作れるかだろ
本人の資質が高ければ大抵の県にある最高偏差値高校に行けば解決
>>54
子供の頭の良さなんて、生まれつきが9割だからな
>>54
コミュニケーション能力も資質だからな。
それを否定したがるやつも多いけど。
子どもは周りの雰囲気を感じ取って
どうしなければならないか考えるからな
都市部は当然周りの求めてるレベルも感じ取るから
このままじゃダメだと考えるようになる
でも都市部の若者は子供産まないんだよな
環境があるからな
村の行事に駆り出されてると勉強する時間もないしな
都市部はまずなにがなんでも出世するんだという欲望がすごい
あれは親のコンプの投影なのかな
あの欲望を身につけるまでのハードルが高いわ
>>71
たんに、知的労働が社会の主流になっていて、その中で上に行くには、学力をつけ出世するしかないと言う現実を知っているかどうかだけだよ。
地方民だけどうちの県には私立の小中はない
高校はあるけど公立のすべり止め
そりゃね、親の収入が多く中学から受験するような環境なら自然と学力は上がるよ
ライバルもいて切磋琢磨するからね
田舎だとのんびり遊んで楽に高校生活を送り、家業の農家を継いだり嫌なら都会に夢をもって出てくる
都市部は進学校で勉強するやつだけ集められるからな
地方で進学目指してても一人だったり少数だったりだと差は出るな
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