「やりきったね」「優しく言えたね」「面白いね」。普段からのそんな声かけが、たった半年に1回の通知表で台無しにされているように感じた。
1 孤高の旅人 ★ :2022/04/21(木) 12:37:31.57
神奈川県のある公立小学校は、2020年度から通知表を廃止した。学期末や学年末になると、先生から通知表を受け取った子どもたちが一喜一憂するのは、昔から全国で一般的な風景。廃止は公立小としては極めて異例の取り組みだ。なぜやめたのだろうか。
浮かんだ疑問はほかにもある。成績が分からないと、なにかと困るのではないか。そもそも通知表を出さなくてもいいのだろうか。答えを知ろうと、この学校の取り組みを追いかけた。その後の2年間で見えてきたものとは。(共同通信=小田智博)
▽大規模学校に着任した校長の問いかけ
神奈川県茅ケ崎市立香川小学校。各学年は5~6クラスあり、全校児童が千人を超える大規模校だ。国分一哉校長は、以前から通知表の在り方に疑問を持っていたという。18年4月に着任後、教員にこう問題提起した。「良い評価が多かったら喜び、そうでなければ悲しむだけ。それでは意味がないのではないか」
通知表をやめることも視野に入れた問いかけに、教員たちは驚いた。通知表は全国のほとんどの小中高校で配布されている。その起源は明治時代にさかのぼると言われ、保護者に学習状況を伝えたり、子どもの学習意欲を高めたりすることが目的とされる。
ただ、国が形式を決めているわけではなく、校長の裁量で内容を変えることは可能だ。名称も「通知表」「通信簿」「あゆみ」などとさまざまな種類がある。そして、実は作成義務もない。つまり、廃止することも可能なのだ。
香川小で当時使われていた通知表は、1~2年生を2段階、3~6年生を3段階で評価する。2学期制のため、児童は年に2回、通知表を受け取っていた。
▽「ずっと嫌だと思っていた」という教諭
校長の問題提起を受け、教員同士の議論が始まった。すると、現行の通知表に問題があると考える教員は、少なくないことが分かった。ベテランの三堀あづさ教諭もその一人。「まるで偉い人のお告げみたいに、子どもをランク付けしてしまう。有害なんです。ずっと嫌だと思っていた」
三堀教諭は違和感を抱いていたという。最高評価の項目が多ければ人格的にも優れ、真ん中の評価ばかりなら平凡な人―という図式だ。成績を付ける側にそんな意図がなくても、子どもも周囲もそんな風に受け取り、優越感や劣等感を抱いてしまう。
勉強が得意な子もいれば、苦手な子もいる。「できる」ことだけを評価するのでは、光が当たらない子どもも多い。だから三堀教諭は、いろいろな観点から子どもをほめるようと心がけてきた。「やりきったね」「優しく言えたね」「面白いね」。普段からのそんな声かけが、たった半年に1回の通知表で台無しにされているように感じた。
「通知表はインパクトが強すぎる。いくら『通知表には表せない力がある』とほめても、子どもの耳に入らなくなってしまう」と語る。
ただ、三堀教諭のような廃止論は当初、大勢ではなかった。ほかの教員からは「モチベーションになっている子どももいる」「保護者は通知表がないとさみしいのでは」という意見が出た。ほかに、こんな提案も出された。「3年生以上も2段階評価で統一することで、子どもの間に序列を付ける副作用を和らげてはどうか」
意見が分かれる中、議論のまとめ役を担った山田剛輔教諭は「何のために通知表を出すのか、という原点に戻って考えよう」と説いた。
文部科学省は、学習評価の在り方について「評価のための評価」で終わらせず、子ども自身が学んだことの意義や価値を実感し、目標や課題をもって学習を進めていけるようにすることが大事だと指摘している。教員の指導の改善に役立てることも重要だとしている。
評価というと、通知表やテストのようなものばかりが頭に浮かびがちだが、毎日の授業で子どもの取り組みに声をかけるのも、提出物にコメントを付けるのも、評価の一つの形だ。山田教諭は、子どもたちの学びを後押しする観点から考えたとき、通知表は望ましい評価の手段だろうかという問題意識を持っていた。
以下はソース元
https://nordot.app/886441046209265664?c=39546741839462401
通知表にそこまで大きな影響なかったな
でもコメントは嬉しかったよ
これ私立受験したい子どもかわいそうだな
受験校は通信簿をチェックしてるからな
>>7
通知表がそのまま内申書では無い
内申出さなきゃいけない所には結局成績表出して内申書作らなきゃいけない
>>7
小中学って絶対評価だから全員5とすればいい
教師の好き嫌いで評価されるような通知表をなくすのはいいけど
テストの順位を発表しないとこもでてきて子供に意欲がわかなくなってる
いや、通知表なんて放り投げてたぞ
比べても落ちこぼれ放置してるんだから教師の無責任が拡大してるだけ
次世代ゆとりだわ
学力はどうなった?
変わらない?
>>18
とりあえず読んだ限り最大の効果は以下の教師が楽になった事だな
生徒に関しては成績以前の問題で点数すら表記しないのでやばすぎ状態w
>5年の教員は、テストの点数を記すのをやめたと語った。
>山田教諭は、通知表に評価を付ける際の「根拠」が必要なくなったからできたことだと説明する。
テストが定期的にあるならそこまで変わらん
ようは各家庭向けに配るのをやめただけで、学力や生活指導状況を業務データとしては取り続けているわけだよな
見せないことで良くなっていくかどうかはしっかり検証していかないとな
成績より性格の項目にケチつけられるのが嫌だった
中学から苦労しないの?
>>27
まともな家庭の子は中学受験させるよ
受験塾に比べたら小学校の勉強なんか遊んでるようなものよ
先生の無駄な仕事を減らすのは賛成
学力テストで結果を出せばいい
子供同士を比べないって
相対評価を止めて絶対評価にすればいいんじゃないの
世の中に受験競争が厳然と存在するのに通知表無くしても
通知表は学年でこの教科は5は何人、4は何人、と人数決められてるとか言う話、本当か嘘か知らんけどそれ聞いてアホらし思った。
>>39
先生のお気に入りが5になるシステム
>>39
今現在は絶対評価になったからそれは無いはずだけど、飽くまでも建前で内部的には何人とか決まってるのかもな。
>>62
極端な話、学年みんな数学90点以上だとどないするんやろなw
>>62
絶対評価ではあるが校内平均が決められているところもある。
学年全体で平均3.3にしろとかな。
テストもやめていいぞ、アホらしい
通知表より、『夏休みの強敵(とも)』を廃止して欲しかった。
平等教育の弊害はあるが下位の者にとっては大変にありがたい制度。
上位層はたまったもんじゃないかもな。
>>51
テストで点を取ることが目的化し勉強の本質的な面白さを見失わせるのが今の教育
成績下位はそれでやる気をなくす
上位層は親が勉強させたり自分で勝手に研究してるから影響はない
>>51
上位層に学校の成績は大して意味ないんじゃない?
塾の方が大事
自分がどの辺の順位かわからんと目標が立てられへんやん!
俺も小学校教員の立場ならやっぱり通知表は付けたくないなあ
子供の間くらいは評価を気にせず伸び伸び勉強や運動を楽しんでもらいたい
でも反面甘やかさずシビアにしなくてはならないという意見もわかる
>>60
この方式は教員が自分を甘やかすか厳しく律することが出来るか、で全く変わってくるから公立校だと本当に難しい取り組みだと思うよ。
この改革校長先生が異動になって水泡に帰さないと良いけどねぇ。
いや比べろよ
生きていく以上一生競争なのに
通知表はランキングじゃなくて出来たか出来なかったかの確認じゃね?
ランク付けだと思ってる教師の思考がおかしいと思う
むしろ比較して違いを認識させた上で互いを尊重するように教育した方が良いんじゃないの
まあそっちの方が難しいからムリだろうけど
つーかそもそも通知表って基準のある絶対評価だろ
横と比べるとか比べないとか関係ない
他人の通知表の中身なんて知らん
社会に出て面食らうんじゃねーか?
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