洗濯関連をメインにつぶやく「花王 アタック」のツイッターアカウントが今月14日朝、受験生に向けてこんなつぶやきを投稿しました。

・解答用紙に驚きの白さは求めない（とりあえず何か埋めよう）
・悔いのないせんたく肢を選ぼう（ミスした記憶は洗い流そう）
・頭だけはなるべく真っ白にしない
・このツイートを見てるってことは実は余裕があるかも

そして、最後は「だから大丈夫」という言葉で結ばれています。

受験当日のエールとして送られたこのツイートに対して、「勇気もらいました」「商品も素晴らしいですが心意気も最高」といったコメントが寄せられ、いいねは4000を超えています。

共通テストを受けるみなさん
・解答用紙に驚きの白さは求めない　（とりあえず何か埋めよう）
・悔いのないせんたく肢を選ぼう　（ミスした記憶は洗い流そう）
・頭だけはなるべく真っ白にしない
・このツイートを見てるってことは　 実は余裕があるかも

だから大丈夫 pic.twitter.com/57BKkEYEPq

? 花王 アタック（お洗濯全般） (@kao_atta＊jp) January 13, 2023
担当者に聞きました

「私自身、大学受験に大変緊張して臨んだ覚えがあります。周りの人が妙に賢そうに見えました」

そう話すのは、このツイートを投稿した担当者です。

4項目に込めた思いを改めて尋ねると、照れながらもそれぞれ解説してくれました。

【解答用紙に驚きの白さは求めない】
洗剤アタックのキャッチコピー「驚きの白さ」と掛けています。真っ白な洗濯物は気持ちが良いものですが、真っ白な解答用紙は気が滅入るだけですので、わからなくても何か埋めてほしい

【悔いのないせんたく肢を選ぼう】
「選択」と「洗濯」を掛けています。良い選択肢を選ぶことができるように、そしてダメだったことは引きずらずに切り替えてほしい

【頭だけはなるべく真っ白にしない】
洗濯では良しとされている真っ白ですが、試験中に頭が真っ白になるのは良くないので、できるだけ落ち着いて試験に臨んでほしい

【このツイートを見てるってことは実は余裕があるかもだから大丈夫】
本来であれば試験当日はツイッターを見ている場合ではないのかもしれません。そんな中で見ていられる人は割と余裕があるか、よほど肝が据わっているかのどちらかで、ある意味大丈夫な人だと思います。それ以外でツイートを見ている人には肩の力を抜いて試験に臨んでほしい

没になったアイデアも

　洗剤アタックや洗濯の要素を織り交ぜながら、受験生が読んだ時に少しでもリラックスできるようにと考えた4項目。

　わりとスラスラ思い浮かんだそうで、「とりあえずわかる問題からアタックしよう」といった案もあったそうです。

　「実はアタックブランドとして、頑張る人や挑戦する人を応援する存在でありたい、というフィロソフィーのようなものがあります。私の受験生を応援したい思いにそれを加えて、つぶやかせていただきました」

　試験はこれまでの頑張りをぶつける大きなイベントですが「思いつめすぎず、これからの受験と、そしてそれからも続くその先の人生で少しでも良い『せんたく』をして乗り切ってもらいたい」と担当者。

　最後にこう付け加えます。

　「洗濯洗剤ですので実際には洋服くらいしかきれいには出来ないので、すこし大げさかもしれませんが、試験で冷や汗をかいた衣類くらいはきれいにして、明日を快適に迎えるお手伝いは出来るんじゃないかなと思ってます」

With news2023/01/19
https://withnews.jp/article/f0230119002qq000000000000000W00o10201qq000025443A