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　兵庫県警サイバー捜査課と灘署は２３日、不正アクセス禁止法違反（不正アクセス行為）や電子計算機使用詐欺未遂などの疑いで、千葉市若葉区の男子中学生（１４）を逮捕した。
　逮捕容疑は４月１日未明、神戸市の２０代女性が持つ電子決済サービスのアカウントに不正アクセスし、女性名義のクレジットカードから８万円をチャージ。女性のアカウントから男子中学生が管理するアカウントに１万５千円を送金しようとした疑い。同課の調べに容疑を認めているという。
　同課によると、男子中学生は何らかの方法で女性の電話番号やパスワードを不正に入手してログインしたという。使用を知らせるメールが女性に届き、すぐにパスワードを変えたため、男子中学生は自分に送金できなかった。
　同課は９月２６日に男子中学生の自宅を捜索し、部屋から２７６万円を押収した。現金の出どころなどを調べる。翌２７日から男子中学生は行方不明になっていたというが１０月２２日、愛知県内で職務質問を受けて見つかった。発見時は１１５万円を所持していたという。