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1 おっさん友の会 ★ :2023/05/12(金) 01:05:30.71
いじめ問題が報じられる度に、気になることがある。SNS(ネット交流サービス)で散見する「いじめられる方も(が)悪い」という主張だ。被害者をさらに傷つけかねない自己責任論はなぜ繰り返されるのか。子どもたちの心のケアはどうすべきなのか。いじめ問題を分析する東京学芸大学の教授(教育心理学)で付属小学校の校長を兼務する杉森伸吉さん(58)に話を聞いた。【聞き手・山本萌】

【中略】

◇いじめの原因「無意識の加害者」も

――どうしていじめが起きるのでしょうか。

◆理由はさまざまです。相手を意図的にではなく、知らず知らずのうちに傷つけている場合もあります。すると、被害者側は、嫌な行為が続くとやり返してしまう。だが、やり返された方は「向こうから攻撃してきた」と解釈する。加害者から被害者への一方的な行為ではなく、お互い何かしら攻撃しているが、一方は自覚はない。このような状態を「相互いじめ」と呼んでいます。他にも、いじめている子どもが中学受験の勉強で大きなストレスを抱えて、その発散のために相手を傷つけてしまうなど、さまざまなケースが考えられます。

――いじめ問題が報道されると、SNSでは「いじめられる方も(が)悪い」という声が必ず出てきます。

◆1980年代ごろは「いじめられる方が悪い」という世論が主流でした。背景には、日本の文化が考えられます。欧米のように個人主義が優勢な社会は、他人からどう思われるかより自分がどう思うかを大事にします。

一方、日本は言葉を使わず、以心伝心で伝えるといった「空気を読む」文化があります。
個人主義よりも集団主義よりの考え方ですね。周囲からどのように思われるかを重視するので、いじめの被害者は「空気を読むのに失敗している」として、責任の一端があると見なされたのです。

いじめを原因とした自殺が明るみに出るようになり、その被害実態から「いじめる方が悪い」という風潮が広がり始めました。ですが、従来の日本の文化に影響されている人がいまも少なくないのでしょう。

続きはYahooニュース(毎日新聞) 2023/05/11 18:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee0bf18c8d15d634ecad79cea8c94599e0fac423

【SNSで見られる「いじめられるほうも悪い」は日本文化? 自己責任論の背景】の続きを読む